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いまはし歯科

歯のレントゲン写真をとる目的は?

CT愛知県長久手市杁ヶ池公園前、いまはし歯科クリニックの院長、今橋健太郎です。今回は、「歯のレントゲン写真をとる目的」について、お話させて頂きたいと思います。



〔目次〕

1.歯のレントゲン写真の目的

 ①むし歯の検出

 ②歯根の評価

 ③歯周組織の評価

 ④親知らず(智歯)の位置確認

 ⑤歯根の状態の把握

2.歯のレントゲン写真の種類

 ①パノラマX線

 ②バイトウイングX線

 ③デンタルX線

 ④CT


1.歯のレントゲン写真の目的

  1. 虫歯の検出: レントゲンは、目に見えない歯の表面下の虫歯を検出するのに非常に役立ちます。特に、歯の隙間や歯と歯の間の部分など、目視で確認しづらい部位を評価するのに有用です。

  2. 歯根の評価: レントゲンは、歯の根の形状や長さ、また歯根に関連する病変や炎症を評価するのに使われます。根の形状や長さは、歯を抜く必要がある場合に重要な情報となります。

  3. 歯周組織の評価: レントゲンを使用して、歯の周囲にある歯周組織の健康状態や歯槽骨を評価します。歯周病では、歯の周囲の骨が溶けてなくなるため、早期に発見し、適切な治療を行うのに役立ちます。

  4. 親知らず(智歯)の位置確認: 親知らずは通常、他の歯に圧迫されて十分に生えるためのスペースがないことがあります。レントゲンを撮ることで、親知らずの位置や成長の状態を確認し、抜歯が必要かどうかを判断します。

  5. 歯根治療: 歯の神経が感染や損傷を受けた場合、根管治療が必要になることがあります。レントゲンを使用して、根の中の感染や炎症を確認し、根管治療の成功を評価します。

歯のレントゲンの種類:

  1. パノラマX線(パノラマ撮影): 顎全体を一度に撮影できるX線画像で、歯の位置関係や顎の骨構造を確認するのに適しています。親知らずの位置や成長状態の評価によく使われます。

  2. バイトウィングX線: 主に虫歯の検出に使用されるX線画像で、上下の歯の一部を同時に撮影します。特に歯の隙間や歯と歯の間の虫歯を検出するのに適しています。

  3. デンタルX線: 歯と歯の間の隙間や歯の根の状態を評価するためのX線画像です。むし歯や歯周病、歯の根の状態評価や治療計画に役立ちます。

  4. CT: 3次元的に歯や歯の周囲の骨や神経の状態を把握するためのX線画像です。まだ導入されていない医院も多いものです。

歯科医は患者さんの症状や問題に応じて適切なレントゲン撮影を選択し、放射線被ばくを最小限に抑えながら正確な診断と治療を行うように努めます。

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