top of page

抜歯の痛みが引かない時の対応について

いまはし歯科

長久手市蟹原の歯医者、いまはし歯科クリニックの院長 今橋健太郎です。


今回は、「抜歯後の痛みが止まらない場合の対応について」お話をしていきます。


【目次】

1.抜歯後の一般的な経過

2.痛みが止まらない原因

3.対処法とケア

4.当院での対応

5.まとめ


1.抜歯後の一般的な経過

まず初めに、抜歯後の通常の経過について説明いたします。抜歯後、ガーゼなどで傷口を押さえ出血を止めます。通常、術後の痛みは抜歯直後から数時間後にかけて最も強く感じ、その後は徐々に軽減されていきます。大抵の場合、抜歯から1週間ほど経過すれば大きな不快感や痛みはほぼなくなります。


2.痛みが止まらない原因

しかし、一部の患者さんは抜歯後の痛みが何日経っても和らがない、あるいはひどくなる場合があります。そのような痛みが止まらない原因としては、以下のようなものが考えられます。


2.1.ドライソケット

ドライソケットは抜歯して3日くらいしても徐々に痛みが大きくなってくることです。抜歯後に特に痛みが強く、なかなか治らない症状の一つです。抜歯した部分の骨が直接露出し、空気や飲食物に触れることで痛みが生じます。


2.2.感染

また抜歯後の傷口が細菌に感染すると、腫れや痛みが続くことがあります。この状態を放置すると、一般的な痛み止めだけでは痛みを抑えることが難しくなります。


3.対処法とケア

痛みが止まらない場合、すぐに歯科医院に連絡し症状を伝えてください。自己判断での対処は避け専門的な診断と治療を受けることが大切です。


3.1.ドライソケットの対処法

ドライソケットの場合は、歯科医師が傷口を清掃し抗菌薬を塗布したガーゼを詰めたり、再度出血を促す処置をします。これにより痛みは和らぎ治癒が促進されます。


3.2.感染の対処法

感染が疑われる場合は、抗生物質を処方し感染の拡大を抑えることが求められます。さらに歯科医師による傷口の清掃も行うこともあります。


4.抜歯後のケア

抜歯後は、適切なアフターケアを行うことで痛みを抑え治癒を促進することができます。しっかり抜歯後のケアをするようにしてください。


4.1.冷却

抜歯後は冷却パックなどを使って口元を冷やすと、痛みや腫れを抑えることができます。


4.2.飲食について

抜歯後は飲食にも注意が必要です。冷たい飲み物や柔らかい食事を摂ることをおすすめします。また炭酸飲料やアルコール、熱い飲食物は避けるようにしましょう。


4.3.口腔内清掃

抜歯後の口腔内清掃は慎重に行い、傷口を刺激しないようにしましょう。


5.当院での対応

当院では、患者様一人ひとりの症状に応じた適切な治療を行っています。抜歯後のフォローアップも徹底しており、抜歯後のトラブルを未然に防ぐ努力をしています。


6.まとめ

抜歯後の痛みが止まらない場合、原因はさまざまですが、それぞれ適切な対処法が存在します。ドライソケットや感染の可能性がある場合は、すぐに歯科医師に相談することをお勧めします。また抜歯後のアフターケアも重要で、適切なケアにより痛みを抑え、治癒を促進することが可能です。


以上、「抜歯後の痛みが止まらない場合の対応について」について解説しました。一人ひとりの痛みの程度や症状は異なりますので、何かお困りのことがありましたら、遠慮なく当院までお気軽にお問い合わせください。

bottom of page